オープンデータの「宝探し」を 終わらせよう! ~「使えるデータ」を「使ってもらう」ために~
私たちは、Tableau (BIシステム) を日常的に利用しているパワーユーザーで、Tableau User Community を通じて出会ったメンバーです。データの可視化、利活用に精通しています。実践でオープンデータを活用させて頂く場面も多く、それぞれに課題感を持っているメンバーです。新しいビジネスを始めたり、再構築する、調査や分析、論文作成や考察を深めるには、Evidence-Based Management が必要です。それらを支える有効なオープンデータが必要だと考えています。しかしながら、オープンデータ作成者にとっても、オープンデータ利用者にとっても不満が多い。「何に使われてるか解らない」「既存のデータフォーマットや手順を変えられない」「用途を満たすために多様なデータ収集、集計が必要」「データが不統一で利用しにくい」「二次加工が大変」など、様々な声を耳にします。これまでも、利活用し易いデータ定義やフォーマットの統一などのガイドラインが作成されてきましたが、実行面では、まだまだです。私たちは、これまでと少し異なる観点から、オープンデータの利活用推進を考察致しました。・様々なレベル感のデータが共存している・標準化にどこまで適合出来ているかの指標がない・利用者の評価(フィードバック)が不明・利用者目線でのデータカテゴライズになっていない・利用者の要求レベルも様々(ちょっと知りたいだけ、エンジニア、手持ちのデータと連携させたい、など)これらの課題を解決するアイデアを提案します。また、可視化の事例として、人口統計データを使ったご提案をさせて頂きます。